2008年06月06日

進むべき道

係長

 先日の試合でも相手の中盤がかなり強力だったので、ボールを回され、そうとう体力的にしんどかったと思う。自分達は年々年齢が上がり体力的に、下降線をたどっている。いつも試合を見ていて思うが、やはり無駄な動きが多いため、疲れるんだと思う。前線からのチェックもそう、1人目がいっても2人目、3人目が行かないと1人目のファーストアタックの人間がただ無駄に疲れて終わってしまう。前にマサルもいつもいつもチェックするんじゃなく、「行け!」と言ったら行ってと。その指示を出した時だけ、数人で共通意識を持って、チェックに行く。実に合理的だ。

 たとえばこういうのもある。先日はかなり中盤で回されたとあるが、回されたというのと回させたというのは、一文字違いだが全然違う。相手にボールを回されてもいいが、相手陣内で回させる。つまり仕方なくバックパスをさせ相手陣内のバックラインで回させる。バックラインで回しても何も怖くない。縦パスさえ出させなければ、楽にラインも上げ、マークも修正でき、厚みが出来る。もちろん厚みがあれば落ち着き、ゆとりができる。

 相手にバックパスを出させるにはどうしたらいいか?これは今まで自分達がやってきたこととは全く違うものになるが、いつもやっているように、ワンサイドカット、内側を切って縦パスを出させてインターセプトを狙う。これも間違いではないが、もっと楽にすることができるのが、縦を切るディフェンスだ。オシム監督がやっていた時の日本代表がやっていたが、まずファーストアタッカーが縦を切り、そして二人目が内側を切る、そうすると相手はバックパスを出さざるを得ない。そしてバックパスし、相手陣内で回し始める。この相手陣内で回させることによって、こっちは落ち着いてラインを上げ、そしてあわよくば前でボールを取り攻撃に移れる。いつもみたいに中盤で好きにやらせて、スルーパスを出させてから何とかクリアする必要がない。もちろん皆の共通意識を持ち、ポジショニングをよくし、後ろからの支持も必要だ。ただ、こういう体力をなるべく消耗しないように、頭を使ってプレイすることが、歳をとった自分達が進むべき道であって、金沢高にはなく、星稜高では教えてることなんじゃないかと思う。

 仕事でも一緒だが、自分達が知らないことを素直に聞き、吸収することで人は成長する。今のうちにはそれをプレーで表現できるマサルや安、孝がいる。あいつらの言うことに耳を傾け、吸収し成長することが、自分にとって、そしてチームにとって一皮むけるチャンスなのかもしれない。

PS ただ今度の新人歓迎会の時には、星稜にはない金沢らしさをたっぷりと上から目線で教えてやろう。。。

投稿者:FC-Cyberstationat 00:12| ガセッタ・デッロ・スポルト | コメント(2) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

シンは?

投稿者:あらら: at 2008/06/06 07:18

あっ!シン、シンも!

投稿者:モウリーニョ: at 2008/06/06 08:30

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