2009年05月21日

背番号のこだわり

キング カズの代名詞とも言える「背番号11」へのこだわりは強い。ブラジル時代、もっとも長く付けていたのが11番であり、「相棒のような物」と本人が語る。当時のブラジルは固定背番号制ではなく、1試合毎に背番号が流動的に変わるシステムであったが、スタメンが固定されているチーム内では暗黙の了解で背番号がほぼ固定されていた。サントス時代などは7番や13番なども付けたが、ブラジルでの初ゴール、初の月間MVP取得時などに彼の背には11があった。日本に帰国した時も読売クラブに11を希望していたがすでに埋まっており、仕方なく空いていた24番を選択。このシーズンの活躍もあり、翌シーズンには希望通り11番を付けた。このシーズンには、「僕の背番号は11。でも、9番(ストライカー)の仕事も、10番(チャンスメーカー)の仕事も求められる。9+10+11で、30の仕事をする」と語った。クロアチア・ザグレブ在籍時には、11はすでに埋まっており、チームは空いていた9番を奨めたが、ジェノア時代、デビュー戦で9番を付け負傷退場した思いがあり13番を選択した。京都パープルサンガ移籍時も、冗談が前提であったにしろ、11を付けていた藤吉に「500万で譲ってくれないか?」と言った(カズ本人はしつこく『冗談だ』と強調するが、藤吉自身は他のインタビューにて「カズさんの目は本気だった」と語っている)。結局その年はリーグ戦は36番でプレーし(天皇杯は別登録のため11番)、翌年から11番となった。他にも、携帯電話の末尾、車のナンバー、マンションの部屋番号、コイン駐車場に車を駐めるのも11番にしてしまう徹底ぶりで、「11じゃなきゃカズじゃないでしょ?」と無邪気に語る。

投稿者:FC-Cyberstationat 10:14| ジロー日記 | コメント(1) | トラックバック(0)

◆この記事へのトラックバックURL:

http://control.bgstation.jp/util/tb.php?us_no=234&bl_id=217&et_id=30280

◆この記事へのコメント:

 僕も番号にこだわりがありますが、誰かこのミスターの3番譲ります。

投稿者:モウリーニョ: at 2009/05/22 07:48

※必須