県2部リーグ 第1節 / 2013年6月9日
キックオフ:9:30〜 / 試合会場:安原
FCサイバーステーション
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3
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1−1
2−0
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1
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シブヤSC
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得点者
安田 山岸 堀
メンバー
前半
山岸
土屋(安田) 飯沼 アムロ
山谷(土屋) 堀
安田(乾) 出村 ジョニー 村田
加藤
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後半
山岸
安田 飯沼 アムロ
堀 土屋
乾(宇都) 出村 ジョニー 村田
加藤
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戦評
社会人2部リーグ第1節、今年もこの舞台に帰ってきたFCサイバーステーションだが、ここにたどり着くまでに、例年以上に苦労した感がある。
まず昨年まで指揮を執っていた山下元プレーイングマネージャーを成績不振と婚活に専念させるために更迭。バックアップとの合併交渉の難航。チームの黎明期を支えたベテラン勢の相次ぐシニアへの天下りや少年サッカー、家庭を理由とする離脱。
諸問題をなんとかクリアしてここ安原にやってきた。
前日まで駆け回り、集まったメンバーは13人。それも、結納を控え25分がタイムリミットの山谷と故障明けの乾、少年サッカーを終えてから駆け付ける宇都を含めての人数だ。6月らしからぬ暑さもあり、かなりの苦戦を覚悟しながら、ふとシブヤに目を向けるとどうも様子がおかしい。どうやら苦労しているのはうちだけではないようで、あちらは10人のようだ。
これで負けてできる言い訳はなくなった。
試合が始まると数的優位を存分に生かし、シブヤゴールに迫っていく。その中心にいるのは、新加入のダブルボランチコンビの堀と山谷だ!2人は正確な技術と豊富な運動量でゲームをコントロールしていく。いつ先制点が生まれてもおかしくはない状態だ。シブヤは活きのいい1トップにロングボールを蹴り込むことを繰り返し、反撃の糸口を探るが、そこをことごとくサイバーの巨神兵が立ちはだかる。しかし厳しく寄せていけば、ファウルになることもある。前半10分、ゴールまで40mはあるFKであったが、迷わずこちらのぺナに放り込んでくるシブヤ。そのボールは追い風に乗り、気づけば押し込まれゴールネットが揺れた。
思わぬ形で先制点を奪われたが、慌てることはない。まだ時間はたっぷりと残っているのだから。
そして同点の場面はすぐに訪れた。アムロの慰留によって引退を撤回した山岸が左サイドペナルティエリア付近でキープし、シブヤDF陣の隙をついてグラウンダ−のボールを通すと、これを安田が技ありのダブルタッチシュート!!これがネットを揺らし、同点とする。
ここで当初の予定通り山谷と乾がチェンジし、さらに攻め込むが前半はこのまま終了。
後半に入ると、シブヤの疲労も重なりさらにポゼッションを高めていく。しかし、出村・堀・土屋のミドルレンジからのシュートは、宇宙開発をするか、キーパーへのパスとなり、なかなか勝ち越しゴールをあげる」ことができない。
こういう試合でやはり結果を残すのがベテランだ。ジョニー、土屋とつなぎ、堀に入ると、さらに右サイドのスペースに走り込んだアムロに展開。ここから中央にグラウンダーのパスを通すと、これを安田がスルー!ここで待ち構えていたのはやはり山岸だ!!右足を振りぬき、見事勝ち越しゴール。こうなると山岸劇場は終わらない。ペナルティエリア左に侵入すると、一瞬でPK獲得。少し怪しい判定ではあったが、1試合を通して異議や暴言が多ければ、審判が味方につくこともあるだろう。このPKを堀が落ち着いて沈め、勝負を決めた。
この後、試合終了に間に合った宇都と乾を腰の大事を取って交代し。攻め続ける形でゲームセット。開幕戦を勝利で終えることができたが、ボーナスステージはもう終わりだ。次は更なる準備をして連勝を目指そう。