2009年01月27日

横崩し

サイド?

 中村俊輔がセルティックでしているポジションは、右ハーフ。もちろんかなり前目のハーフだが、右ハーフである。中村俊輔は一昔前のトルシエジャパンでもサイドハーフを強要され、あまり目立った活躍が出来ず、2002年のワールドカップに落選している。中村俊輔と言われてイメージするのは、いや中盤と言われてイメージするのは真ん中だ。そこで試合をコントロールして、サイドに散らす。これが中盤選手に対して描くプレイ像であり、またサッカー全般に対するイメージでもある。主役は中盤、サイドは端役。心臓部は真ん中にありと言わんばかりの感覚で自分達は捉えている。

 でも、そうした固定観念に違和感を抱くシーンを、セルティックの中村俊輔を見ていると思う。サイドにポイントを築き、そこからゲームを組み立てていく「横崩し」サッカーだ。

 中村俊輔がボールを持った瞬間、心臓部はサイドに移動する。逆サイドへも目は配りやすいので、サイドチェンジも効果的になる。相手の右サイドの守りが堅いと判断するや、左サイドに即、心臓部を移し替えることも出来る。そこにタメも出来る。真ん中をがっちり固める強固なディフェンダーに、真っ向からぶち当たっては、簡単に跳ね返されるのがオチ、ならば、横に食らいついていこう。小兵の前頭が横綱に向かう戦法だ。

 そのポジションにはもう1人、タイプが違う選手がいる、それが松井大輔。サイドアタッカーと中盤選手の要素を50対50の関係で持ち合わせている。パサータイプの中村に対して、松井はパスも出来るが、スピードもありドリブルも得意だ。こんな二人のような選手をうちのチームでも探さなきゃいけない。

 正直去年安をボランチに置いた場合、安が上がった時のボランチのスペースをカバー出来なくて、失点した経緯もあるので、ダブルボランチにしたいのが本音だ。しかしそうすると、3バックにするのか?それともワントップにするのか?と考える。。3バックはおっさんチームには、けっこうきついサイドハーフが特に。1トップもいいと思うが、前から何回もやっているが、的が2枚の方がいいと試合中クレームがつく。。それじゃやっぱり、4−4−2でいくしかない。4−4−2のダブルボランチ、しかしこれも何回もやっているが、トップとボランチの間があいていまいち上手く出来なかった。だから上記で書いたような、中村&松井のような中も出来て、サイドに開いた時にも基点になる選手が必要だ。その候補はマルとヒカル。ヒカルは去年もサイドハーフをやっているが、マルは高校の時と違って今では真ん中専門、ダブルボランチにするには、マルの改革が必要不可欠だ。今日練習が終わった後、飲んで話そう

投稿者:FC-Cyberstationat 09:29| ガセッタ・デッロ・スポルト | コメント(0) | トラックバック(0)

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