2009年04月13日

vs BoaSorte

天皇杯 地区代表戦 2009年4月12日

キックオフ:14:00〜 / 試合会場:石川高専グラウンド

FCサイバーステーション

 1

1−1

0−0

 1

BoaSorte

 

PK

1

2

3

4

5

TOTAL

 Boa

 ○

 ○

 ×

×

サイバー

 Kicker

 向野

辻川

 埴田 

 長沼

 

得点者

長沼

メンバー

   

前半

           山岸

           長沼

     向野          山下

           辻川

  松村   高地   埴田    乾

           山田

 

 

後半

           山岸

           長沼   

     山下          乾

           向野

  松村   高地   埴田   辻川

           山田

 

 

 

戦評

 生き残る 肉を切らせて 骨を断つ(by カンガルー) 

 土曜日のブログに気持ちを強く持て!と書いたが、まさかこんな試合になるとは。。この物語はノンフィクションです。

 前日の二次会の二日酔いが冷めやらぬまま試合の準備をしていると、拓郎からのメールを着信する。昨日いっちゃん元気やったのに、まさかの発熱。。一応下調べで12人いたので、仕方ないと了解する。そして家を出て数分して大御所、西川さんから「ジュンか!?俺四十万に子供送らんといかんから、今日ちょっといけんわ!昨日雄太も来れるって言ってたし大丈夫やろ!」いや。。。雄太は前からこれるって聞いてたけど。。。と思いながらも大御所なので、グッとこらえ「拓郎もこれないんで、10人なんですよ。。」と言うと「ちっ!!拓郎。。あいつ。。ほんっとに!!だらっ!。。。また電話する」と言って切られる。。。その1分後「ジュン!?やっぱダメやわ。みんなに言っといて!お前らなら10人でいける!!」と激励の捨て台詞。。。そうこうしてるうちに試合会場に到着。

 みんなに今日10人やわと伝えるとほぼ全員ブーたれる。。。(;一_一)もちろんアップもその流れなので、ダラダラと遊び半分。その中でも一人だけ顔を真っ赤にして、異様に疲れている男、乾がいたので大丈夫か?と声をかける。昨日ポンちゃん達につられて女の子を追いかけたが撃沈。仕方なくポンちゃんの家に泊まったらしい。行きは山下や小松組何人かで来ているので足がなく、朝ポンちゃんに送ってもらえると思ってたら、朝が弱いホンダは何をしても微動だにせず、仕方なく金石から金沢駅まで1時間半かけて歩き、電車で小松に、そこからまた車で津幡まで直行したらしい。。。シャバはそんなに甘くないと気付いただろう。

 前半。10人しかいないので、ノブのワントップにしカウンター狙い。試合開始直後から数的有利の若い相手が2列目、3列目からどんどん飛び出してくる。そして5分、センターバックと本日左サイドバックに入った雄太の前にカウンターのボールが出る。スピードある相手FWに突破され0−1。正直完全なミス。。人数が10人とか11人とか関係ない連携ミスだ。しかしここで声を上げるのは本日何かわからないが楽しそうな孝。「大丈夫、大丈夫このまま0−1で行こう!」とディフェンス陣に声をかける。そのままじゃ負けるけど。。と思ったが、いやに自信たっぷりなので癒される。

 しかしここでトラブル発生!10分ぐらい過ぎた所で、高地が接触プレイで膝を痛める。しばらく立ち上がれずグランドの外へ。まさかの9人態勢。。。高地はそんなに痛くないが、「膝が抜けそう」と連呼しグランドの外で10分間のストレッチ&アップのし直し。そして何とかいけると言って開始から20分過ぎにグランドに戻る。高地が戻った瞬間、「主審出ます」と手を挙げてグランドの外に交替で出る男、忍者、山下。みんな唖然とし見つめる。。。そしてベンチに戻ってコールドを太ももの裏にぶっかける。油汗をかきながら「ジュンさん肉離れになりました。。。」と涙ながらに訴える。。。しかし10人しかいないので「足がちぎれてもやれ!!」と鼓舞。「よっしゃー!!」となぜか山下盛り上がる。しかし足を引きずりながらの10分間のピットインで調整。何とかグランドに戻ったのが開始から30分ぐらい。その間、まさるが右バックに入り何とか死守!動けない山下を左ハーフにし、孝をボランチにマサルをそのまま右バックに残し、乾を右ハーフに上げる。そしてここから反撃が始まる。

 動けない山下と右の乾をを含めた後ろの6人で何とか守り、ボランチの孝へ。そこからほとんど2トップに戻ったノブとシンが個人の力だけで、相手ディフェンスと勝負する。その攻撃が実ったのが、相手が10人しかいない自分たちを異様に意識した35分過ぎ、前がかりなGKを見つけたシンが孝からもらった浮球のパスを狙いすまして山なりロングシュート!!完璧な弧を描いてゴールに吸い込まれた!!やはりこの男やってくれる!!1−1で前半は終了。

 ハーフタイム。みんなめちゃくちゃ疲れていた。相手と違い10人中7人が30代の光GENJI世代の体にはこの40分間がかなり応えていた。。しかし「勘弁してくれよ」言いながらトークは軽快。前半の失点を雄太に聞くと「すいません、ボーとしてました。。」と元福井選抜とは思えない答え。。。みんな噴き出して笑った。

 後半ももちろん交代なし。ここで乾を1時間半歩かせた男、ホンダが応援に。みんな早くでろ!と叫ぶが、この男登録外。後半開始そうそう、ノブがシンが決めたロングシュートを見て、あれだ!と思いボールを持ったら即ロング。あまりにも何回も蹴るもんだから相手もわかって前に出なくなってしまった。それでも蹴り続けた単純男は、最後にはダフって、スパイクが破れてサンダルみたいに。自分のサイズと同じだったのでスパイクをわざわざ持ってきて履かせたら「でかいな。。」とブツブツ文句。その後もボアソルテの猛攻が続くが、みんな声を出していつになく組織的なゾーンディフェンス。まだ30分以上もあるのに完全な引き分けPK狙い。相手がシュートを放ち、山田が走って取りにいったら、「山田走るな!」と怒号が響く。ボアソルテも明らかな時間稼ぎに主審に注意を促すが、そんなことでまいる奴らじゃない。しかし時間が進むに連れて全員が足が動かなくなってきた。

 しかし、左サイドに異様に早く走る影。。。その姿は前にオーストラリアで見た、そうあのカンガルー!!そいつの正体は前半開始そうそうの肉離れ男、山下。左足が動かないので、走ろうとするとぴょん!ぴょん!とスキップになり、その姿は正にカンガルーだった!そのカンガルーディフェンスの効果があったのかなかったのか、時間も刻々と過ぎていく。しかし残り5分を切ったその時事件は起こった!

 なぜか乾の頭からとつぜん出血!昨日欲求不満だったからといって、鼻からではなくなぜか?頭からの出血。。。よほどたまってたんだろう。しかし、突然すぎるのでベンチにいた自分とポンちゃんはエボラ出血熱とか何か悪いウイルスかもと、大丈夫か?と声をかけるものの体には絶対に触らない。。そうこうしている内にタイムアップ!!なんとか引き分けPK戦へ

 怪我人多数なので、5人で決めることを想定して最後の戦いにのぞむ。孝、まさると順当に決め、ボアソルテの3人目を山田がストップ!止めた際のガッツポーズが何か一回り前の昭和のにおいがするガッツポーズだったので、みんなに笑われる。止めたボールも相手のミスキック気味のゴロだったので、孝が「あんなん止めんとたたっつけるわ!」と言われて意気消沈。。うちの3人目大志も決め、相手の4人目。ここでみんなふと気付く、山田の構えが何か内またで手を広げた小鹿みたいだったので、バンビスタイルと盛り上がる。そしてけなしてるのに調子にのった山田はちょっと右を開けて誘ったり、こざかしい小細工をして相手の4人目にプレッシャーをかけ枠を外させる。これで3−2、4人目のシンが決めれば勝利、しかしここでシンが「コロコロでいくわ」とか小声でしゃべっているのを聞いたのでベンチから「普通にけれ!」と猛抗議!何とか普通に決めて勝利を飾った!

 数々の死闘を経験してきたが、そのベスト3に入るくらいの試合だった。試合後はカンガルー、バンビ、そしてエボラもみんな笑顔だった。。。次はリーグ第1節、今度もハートで勝利を! 

投稿者:モウリーニョat 08:54| 試合結果 | コメント(0) | トラックバック(0)

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