2009年07月27日

vs Paranoid

Gリーグ 第6節 2009年7月23日

キックオフ:19:40〜 / 試合会場:高岡中学校

花の北光SC

 3

2−2

1−0

 2

Paranoid

得点者

安田 中川

安田

メンバー

前半 

         山下    中西 

            横山

  堀                   中川        

            安田

  道花    山岸    出村   本田

            矢木

後半 

            山下  

            横山

  堀                   中西       

         中保    安田

  道花    山岸    出村   本田

            矢木

 

戦評

 ひまわりが 梅雨明け前に 花咲いた

 金沢独特の湿っぽい天候で、日程通り進んでいかないGリーグ。そんな中にあって、他チームを差し置き、雨天延期が一度もなく最終節までやってきた我ら花一座。思い起こせばリーグ初戦であっけなくこけて、変な力が抜けたのか、そこから一戦必勝で怒涛の4連勝。最後の相手はパラノイド。サイバープラスのエース喜多を初め、野々市のチカや三輪さん、それに加えて現役テイヘンズまでいるタレント揃い。昨年もG2で対戦して引き分けたものの、最終的には持っていかれた。個々のスキルでは劣るかもしれないが、ここ最近身についてきた、ベテランらしい試合運びと、集中したときに見せる異様なまとまりで勝機を見出せるか!? Gリーグの試合開始は7時40分。仕事を終えて、急いで駆けつけてもキックオフには間に合うかどうかといったギリギリのところ。普通のお父さんたちは居酒屋で一杯引っ掛けている時間帯に集まったのは12人。上出来だろう。しかし2戦連続でのGK矢木真人。ここがポイントになるだろうか・・・。

 前半からアップ不足にもかかわらず元気に飛び出していったじじいと少年。じじいは体が動かなくても口は動く。DFの中央に入ったデムノブがサイドのカットとポンちゃんを巧みに操りシュートを打たせないような我慢の守備が続く。攻撃は少年ヨッチがよく走るのをいいことに、右へ左へ嵐のような指示があちこちから飛び交うが、ティーンエージャーは持ち前の素直さで仕事をこなしていく。そんなヨッチのがんばりが相手に一瞬のスキを作る。小姑クラスの厳しい眼差しで、常に全体をチェックしている男はGKが前のめりになっているのを見逃しはしなかった。安田だ! 振りぬいた右足から放たれた弾道はドライブ気味にゴールへ吸い込まれた。やはり安田か、口うるさいコーチでも頼りになる男です。この先制点で張り詰めた雰囲気から一気にうちのペースに持っていけるはずだった。しかし、パラノイドも経験豊富な策士揃い。そう簡単にはいかない。インターセプトから怒涛の押上で同点にすると、動揺するうちの選手を尻目にあっさり逆転ゴールまで決められてしまった。この逆転ゴールが逆に落ち着きを取り戻したのか、再び前への意識を持って押し込んでいく。そして意外なところからゴールが生まれる。右サイドからポンちゃんがボテボテのセカンドゴロのようなセンタリング。これに反応したのが昭和のスピードスター中川二郎だ!ダイレクトで合わせたシュートはGKも反応しきれず、サイドネットを揺らせた。前半は同点で折り返す。

 ハーフタイムのミーティングで相手が中盤を厚くしてゲームを支配してくることが予想されたので、じゃあうちもそうしようということで、ワントップのツーボランチにして後半に臨む。この単純な迷采配が影響したのかはわからないが、後半は一転して点の入らない締まったゲームになっていた。後半も20分を過ぎた頃、ゲームは動き出す。マサトのキーパーキックを山下が後ろにそらせて堀へ。そこからドリブルで持ち込みラストパス。最後にシュートまで待っていったのがGの王様ヤスだ!値千金の勝ち越し弾で1点勝ち越す。それでも油断はできない。パラノイドはガンガン攻め込んできてピンチの連続。必死にディフェンスしていたがゴール前でのファールで絶体絶命のピンチを迎える。壁は5枚。さらにゴール前では激しいマークの応酬。ノブは思った。ここを凌げばなんとかなると・・・。メンバーに指示を飛ばし万全の状態でその時を待った。しかしノブは不審な動きで後ずさる影を見つけてしまう。喜多をマークしていたはずのポンちゃんだ。どうやら喜多がポンに対し冗談気味に鬼の形相でどっかいけやと一括すると、草食系DFの本田選手は肉食ゴールハンターに対し距離をとってしまったようだ。しかしこの日のうちはついている。こんなやりとりがあったにもかかわらずこのピンチを防いだ。そして終了間際のロスタイム。コーナーキックのピンチにゴール前はバタバタしていた。完全にやられたと思ったその時、急造GKのマサトが人間離れした反応で、ゴールスミに吸い込まれていくボールをキャッチ。ミスターGリーグは最後にきっちり見せ場を作って試合終了。

 最終戦をなんとか勝ちきって、5勝1敗でG1リーグを終了した。朗報が入ったのは帰り道でのことだった。本日他会場で行われていた首位Funbleがまさかの引き分けで、なんと優勝が転がり込んできた。はっきりいって初戦に敗れたことで、優勝を意識して戦っているやつは一人もいなかった。試合が終わっても、今日は勝ててよかったなあといった話しかしていなかったし、棚から牡丹餅とはまさにこういうことを言うんだなあと実感した。ノブなんかは牡丹餅みたいな腹しているくせに器用なDFでラインを締めた。ヨッチもよく走ったし、カットやポンちゃんもプレーに粘り気がでていた。そしてこの日のMVPは2得点のヤス。得点したということもあるが、地味に守備をがんばっていたのが良かったと思う。実力以上の戦いはチームワークがなせる業だと思う。納会が楽しみです。参戦2年目でのG1制覇。やったぜー!! 

投稿者:FC-Cyberstationat 00:51| 試合結果 | コメント(0) | トラックバック(0)

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