2009年09月09日

ミヤジオ越後氏インタビュー

ミヤジオ越後

 

 FCサイバーステーションのOBであり、ご意見番であるミヤジオ越後氏がアクイラ県庁SC戦を視察。試合後のインタビューでチームの改善点や今後について語った。

ー今日の県庁戦を見てどうでしたか?

ミヤジオ氏(以下M氏): 久しぶりに見ましたが、昔のサイバーステーションよりも数段上のレベルになっています。この調子でいけば上も見えてくるんじゃないでしょうか。

ーしかし、今日の試合は1−1のドローでした。今後に向けて修正点などありますか?

M氏: まず気づいたのは、両サイドバックからのトップへのくさびのボールが全くないこと、松村選手、乾選手、出村選手はボールを持ったらボランチ、サイドハーフにすぐ預けます。もちろん悪いことではありませんが、チャンスがあればトップのシンや北川選手に当てれれば、素早く攻撃が出来るようになります。他にはセンターバックの高地選手がラインを下げすぎて、全体的に間延びしてしまったこと。相手のトップを脅威に感じたこて距離を保つことはわかるのですが、それならせめてボールを奪いこちらの攻撃にうつったときにはラインを押し上げて攻撃陣のフォローをしてほしいですね。

ー今回も1得点しか入れれなかった攻撃陣に関してはどうですか?

M氏: 今回の得点はCKからでしたね。全体的に攻撃の形をもっていない感じがします。サイドから攻めるのでもなし、真中からショートパスをつないで崩していくのでもなし。両サイドハーフが中に絞ってボールを受けるのが目につきました。しかし中に絞ってその空いたスペースをサイドバックがオーバーラップして飛び出して行くのでもないので、何か上手くいってないような感じで見てました。今日はいなかったですが、中川選手や横山選手なんかはスルスルと敵に気づかれないようにサイドに開き、スペースでボールをもらう動きをよくします。今日はそんな動きがあってもよかったように思います。

ー新加入の北川選手やその相棒の長沼選手、この日オフェンシブに入った山岸選手の出来はどうでした?

M氏: 北川選手はまだ周りを信用していないのか、全て自分で行こうとしていましたが、トラップも上手く、スピードがあるので、これから練習に参加しチームにフィットすれば間違いなくエースになるでしょう。相棒の長沼選手は、若い時よりもくさびに入る回数が少なくなったので、自分自身もボールを触れなくて不完全燃焼だと思っているんじゃないでしょうか。トレーニングを積めば戻ってくると思います。なにせ北信越でやってたんですから。山岸選手は、今までの試合でも決定率が一番高いので、もう少し見たかったですね。監督は変えなくてもよかったんじゃないですか。。。

ーもう一人のFW、山下選手は?

M氏: あの人はFWにいてもディフェンダー並みに相手を削り、「肉を切らせて骨を断つ」がモットーなのでガツガツいってほしいですね。

ー今後のサイバーステーションへの改善点はありますか?

M氏: とにかく前線から最終ラインをなるべくコンパクトにして、ボールを取ったらすぐに速攻と言うのは昔から変わらないので、いいんじゃないでしょうか。確かに中盤にボールをキープできる人間が昔より数多くいると言うのはわかりますが、やはり得点を奪うのはあまり手数をかけなくていいんじゃないでしょうか。いくらボールを回してもゴールに向かわないと点はとれません。相手のディフェンスラインも高い位置にいる時にFWにスルーパスを出して勝負させれば、北川選手を始めスピードがある速攻型の選手も揃っているので得点は増えると思います。そのFWを生かすも殺すも、中盤の小林選手と石丸選手にかかっていると思いまし、ディフェンスラインが下がるのもボランチの安田選手が今週の試合では復帰するので改善してくれると思います。

ー本日はありがとうございました。それにしてもマックがお好きなんですね。

M氏:ええ、心の友です。

 

 忙しくてなかなかインタビューを受けてもらえないミヤジオ氏、今回は5分だけと言う約束で何とか受けてもらいました。ハンバーガーにポテト、そしてコーラと言うメタボリック3種の神器をおいしそうに頬張る姿が印象的でした。

投稿者:FC-Cyberstationat 07:48| ガセッタ・デッロ・スポルト | コメント(0) | トラックバック(0)

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