FCサイバーステーション

vs 金沢学院大学

戦評

変態が　集中しすぎて　神がかる

　工学部との激闘から数日後。県サッカー協会から一通のメールが届いた。中身を確認すると、天皇杯県大会についてのものだった。日程的に時間がないため県大会出場の可能性があるチームすべてに書類を送付する旨が記してあった。自分たちにとっては本日の対戦相手である金沢学院大学の壁を打ち破らないと、ただの紙くずになるということだ。8割がた紙くずやなと思いつつ、もしも勝ったらどこと当たるんだろうと自分たちが所属しているＪ代表を探してみた。しかし、【Ｊ代表】の文字はどこにも見当たらなかった。あるはずの場所に記されていたのは【金沢学院大学】。8割どころかすでに確定しているではないか。坂本先輩、試合はまだ終わってないですよ。といってはみたが、状況は厳しい。相手は策士、トキさん率いる大学生。目には目を歯に歯を。トキさんがツエーゲン相手に使ったあの秘伝の技をぶつけて見よう。キーワードは守備。ＰＫに持ち込めば5割くらいは勝利に結びつくはずだ。

　さすがは大学のサッカー部。ショートパスにロングボールを絡める早い展開。守る自分たちは右へ行ったり左へ行ったりと、ボディブローのようにじわじわと体力が奪われていく。救われたのはこのグラウンド。大きい展開でサイドチェンジされたボールは一昨日の雨でぬかるんだ地面で見事にディレイ。対応する時間を生んでくれた。中でも新田は相手のエースを完全に押さえ込み危険な仕事をさせなかった。攻撃に関して言えば、守備に忙しく、ワンデムトップが孤立してしまい、思うようにつなぐサッカーとはいかなかった。しかしマイケル、ヒカル、マルの3人は巧みなボールさばきで互角に渡り合っていた。前半もこのまま終わるかと思われたロスタイム、チャンスは突然やってきた。ヒカルがサイドで仕掛けたところでファールを受けＦＫとなる。ハヤトがケガで離脱しているが、この日も高さではかなり優位に立っていた。ヒカルからのふわりとしたボール、ファーに飛び込んできたのはヨイショ高地だ！ジャンプ一番お祭りヘッドで先制弾！想定外の１点リードで折り返した。

　後半に入り、やることは変わらなかったがシュートまで持っていかれることが多くなってきた。できればこのまま逃げ切りたい。そんな風に思った後半15分、中央でこぼれたボールを振り向きざまにミドルシュート！これを決められ同点とされた。この失点からくるショックが心配だったが予定通りの同点だ。あわてることはない。声を掛け合い冷静にゲームを進めることができた。結局同点のままタイムアップ。

　ここまでくれば上出来だ。あとはバンビーノ山田がやってくれるだろう。この日の山田はピンクに磨きがかかっていた。ゲーム中、完全に決められたかと思ったシュートも超人的な反応でゴールを死守。ＰＫまでいけば5割の勝率と思っていたが、この頃にはうちが有利かと思うくらいの安心感があった。ＰＫが始まりその安心感は想像していたスポーツマンの爽やかなものとは裏腹に実に変態的だった。1本目、反応が早すぎて飛びついたボールは手元を通り過ぎまさかの男子直撃！1本止めたことはよかったが2本目、3本目は痛みが引かずあっさり決められる。痛みが引いた4本目はまたしてもセーブ！こちらは全員が決め見事勝利となった。

　学院大は前日も試合をこなしており、スケジュール的なツキもあったが、強運もここまでくると恐ろしい。しかし、勝ちたいと思う強い気持ちでつかんだ勝利だ。胸を張って県大会にいこう！

投稿者：FC-Cyberstationat 07:29| 試合結果 | コメント(1) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント：

勝利おめでとうございます。

すいません。

かってに　学院大を　勝者にしてしまい。

県大会の日程を組むのに

色々とありまして。

消すのを忘れていました。

本日よろしくお願いいたします。

投稿者：ミカド監督： at 2010/04/26 10:38

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