2011年07月05日

vs 木越IOS

県リーグ(2部) 第3節 / 2011年7月3日

キックオフ:9:30〜 /  試合会場:二日市多目的グラウンド

FCサイバーステーション

 2

1−1

1−1

 2

木越IOS

得点者

山岸

松村

メンバー

前半 

         小山   山岸

            小林

  大谷享               古立  

            大谷孟

   乾     出村   高木    北         

             西宮

後半 

         山下   山岸

            小山

  大谷享                小林  

            大谷孟

   松村     出村   高木    北         

             西宮

  戦評

 先週、快適極まりない人工芝での大事な大事な開幕戦をドローでスタートした県リーグ。2戦目となるこの日の会場は二日市。夏の二日市はとにかく芝が長い。芝というのも違和感があるグラウンドで本当の芝生広場に失礼な気もする。雑草をちょっと短めに伐採してあるといったほうがしっくりくる。二日市批判をいいだしたらきりがないのでこのくらいにしとくが、個人的には雑草がボールの勢いを吸収してくれてトラップがしっくりくるので嫌いではない。ありがとう二日市。この日の相手は木越IOS。1部から降格してきたチームだが、上の世界を知っている強豪だ。3部時代にはあっさりやられたが、今の実力を知る上でもちょうどいい。

 前半、夏の省エネを掲げ、パスサッカーを信条としてゲームを進めるが、下地が悪くうまくボールがつながらない。それでもリーグデビューを果たしたトオルのドリブルはピッチコンディションなど関係ない。変幻自在の足さばきで相手DFを翻弄していった。そしてチャンスはもはや定番のあの形でやってくる。山岸伸幸。いわずとしれたPKアーティストだ。うそ臭いなあと思ってはいたが、実際削られているから偽りではない。細い路地などで突然現れる 『当たり屋』 にどちらかというと近いかもしれない。このPKをノブ自らが危なっかしく決めて先制点をあげた。その後は攻め込まれる場面もあったが、高尾台育ちの羽賀研二、高木が誠意を見せる。中央に放り込まれるハイボールはことごとく跳ね返し、チャンスを与えない。練習参加率ナンバー1のこの男。ストイックに鍛え上げて黒光りする顔は自信に満ち溢れている。しかし木越も意地を見せ2枚目3枚目の飛び出しでチャンスをつくり、ゴールを許した。前半は同点で折り返す。

 後半は、新時代のスピードスター、アムロが仕事で交代。先週子供が生まれた、白いスピードスター、乾がスピード不足で交代となった。変わって入ったのが雄太とシンのはずだった。後半が始まるというのにシンが出てこない。なんとさっきまで着ていたユニフォームが見つからない。。前代未聞の珍事だ。先週の大活躍で、今週も相当上げてきている様子だっただけにこの不祥事は残念でならない。変わってピッチに立ったのが山下だが、シンのユニフォームを隠して出番を手に入れたのではないかという疑惑をもたれながらも久しぶりの出番に心が躍った。この思いもよらぬ出来事がいろんな歯車を狂わせた。中央突破からミドルを打たれて逆転される。その後も押し込まれる場面が多くなったが、山田の都内亡命で緊急加入を果たしたミノルが魅せる。芸術的なパンチングでファインセーブを連発!パンチングアーティストと呼ぶに相応しい活躍をみせた。しかしこのまま終わっては目も当てられない。先週と同じパターンだ。残り3分。FKのチャンスに劇的ドラマが待っていた。総攻撃をかけていたゴール最前線。転がったボールは意外な男の足元に。そこにいたのはなんと雄太だ!雄太よ、なぜそこにいるんだ!二日市の神は努力の男に微笑んだ。滑り込みながらもゴールネットを揺らした。そして試合終了。

 勝ちたいゲームだったが、まずは負けなかったことが大きい。ここから1月半ほどあいてしまうがこの中断期間の過ごし方で順位が決まるといっても過言ではない。まだまだ可能性を秘めている。サイバーカップで負けた少年が悔し涙を流していた。これは真剣に打ち込んできた背景がそこにあるからだ。涙を流した少年は、きっとこの悔しさを忘れず、一回り成長して大人になっていくだろう。もう、忘れてしまっただろうか。昨年の最終戦、加賀市陸上競技場で流した涙を。

投稿者:FC-Cyberstationat 00:12| 試合結果 | コメント(0) | トラックバック(0)

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