2012年08月31日

vs アクイラ石川県庁SC

県2部リーグ 第6節 / 2012年8月19日

キックオフ:15:30〜 /  試合会場:二日市多目的広場

FCサイバーステーション

 0

0−0

0−1

 1

アクイラ石川県庁

得点者

メンバー

前半 

            山岸

            長沼

  小林                古立  

         石丸  山下真

  出村    高木   ジョニー  村田         

            加藤

後半 

             山岸

            長沼(山下)

  小林                古立  

         石丸  山下真(北)

  乾   高木  ジョニー 村田(埴田)         

            加藤

  戦評

 前節の悔しい敗戦から2週間。県リーグ第5節の県庁戦は6月の開幕以来となる二日市で行われた。夏の二日市ということである程度予想はできたが、想像以上にピッチの雑草は深い。久しぶりにこのグラウンドに来た時、ピッチまわりのヨシ原がたくましく育っているのを見れば一目瞭然だった。一度そのヨシ原にボールが入ってしまうと二度と見つかることがないという夏の二日市の神隠しという言葉が噂されるほどだ。うちも何度かこの神隠しにあっており、今回もアップのシュート練習でその被害を被ってしまった。やはり今日は会場に異様な空気が流れている。それは前の3試合で揃って上位チームが負けたという奇跡のお膳立てを聞いたときから感じていたことだ。しかしこの試合を獲れば混戦の2部リーグで首位奪還となる。こんなチャンスは滅多にあるものではない。待ってろ二日市!魔物を味方に付ければ怖いものなど何もない。

 この日の布陣は新たなる試みだった。大谷兄弟という飛車角抜きとなった中盤だったがキープ力が群を抜いているマル、この場所で開幕ゴールを叩き込んでいるシンがいるのでそんなに不安はしていなかった。それでもこれまで慣れ親しんだ人工芝という設計されたフラットな地面で練習も試合もしてきている自分たちにとっては船酔いするほどのウェーービングなピッチでは勝手が違うようだ。いつものパスがつながらない。それに加えてこの暑さ。。早く思い出さなければ、人工芝などなかったあの時代を。グリーンパークでしか練習していなかったハングリーな自分自身を。。そして迎えた前半30分。大海原からビッグチャンスが流れ込んできた。ノブがエリア内で仕掛けたところでPKを奪取。いつもならハジメがキッカーとなるが、この日は近鉄ファンのような野次に定評があるススムのヨイショもあり石丸が蹴ることに。PKポイントがピンポイントで土だったことから嫌な予感はしていた。二日市がざわめく。そして、祈るような気持ちでその瞬間を見守ったが、ボールの軌道は相手GKが飛んだ位置と見事にシンクロしてしまい、祈りとともにいとも簡単に弾かれた。石丸裕介(36)二日市の魔物に飲み込まれる。前半はこのままスコアレスで終了。

 後半からは前半なのに後半30分の顔をしていたデムに変えて乾を投入。気持ちを一新して臨んだ。しかしこの日の県庁は動きがいい。誰一人足が止まることなくセカンドボールをことごとく拾ってくる。完全に分が悪い。パスはつながらないし出足も遅れをとっている。嫌な流れの中から起こるべくして起こった失点だった。DF同士のショートパスが短すぎてインターセプト。そのままGKとの1対1で先制を許す。まだ時間はあったがこの状況下では劇的な変化は望めない。やはり最後は精神力ということになる。しかしぬるま湯につかっていたのは他の誰でもなく自分たちだったのだ。チャンスらしいチャンスや見せ場を演出できることなく試合終了。手痛い敗戦となった。

 この二日市シリーズを終えて、とんでもない結果となった。1位から4位までが勝ち点9、5位から8位までが勝ち点6。残り2試合を残してどのチームにもチャンスが残されている。これはサバイバルすぎるパリーグをも凌ぐ大混戦だ。http://fc.cyberstation.co.jp/entry/54377.html自分たちには自力昇格の芽も残されている。次節は約2ヵ月後。夜の北大シリーズでクライマックスを迎える。熱すぎる2部リーグを100倍楽しむためにはやるしかないだろう。敵も味方も1試合毎がデスマッチとなるこの先に待ち受けるものは闇か光か!? 実力が拮抗している今、それは自身の2ヶ月間の過ごし方で決まるだろう。

投稿者:FC-Cyberstationat 00:38| 試合結果 | コメント(0) | トラックバック(0)

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