県2部リーグ 第3節 / 2013年7月28日
キックオフ:9:30〜 / 試合会場:二日市
FCサイバーステーション
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2
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0−0
2−1
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1
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fc twelve
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得点者
土屋 飯沼
メンバー
前半
飯沼
小林 山谷 土屋
新田 山下真
宇都 出村 ジョニー 村田
安田
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後半
飯沼
小林 山谷 土屋
新田 山下真
宇都 出村 ジョニー 村田
安田
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戦評
前節の負けを引きずらずに、上位を争っている、本日の対戦相手fc twelveに2部の厳しさを80分授業でたっぷり教えてあげたいところだ。
だがしかし、この試合に集まったFC Cyberstationの先生は全部で12人。奇しくも向こうのチーム名をオマージュしている。そもそもこんな人数になったのは、スポーツクラブ〇ィテンの夏休みのサッカー短期教室に、アムロ・堀が行かねばならなかったこと。そして、カトゥンことGK加藤が音信不通となったことが原因である。カトゥンよ、、元気なら1度連絡をくれ!
さて、上記の通りGKが欠席となったサイバーであったが、落ち着いて周りを見渡せば、GK候補が3人もいる。宇都、安田、埴田の3人である。3人が3人とも、元本職のGKであったため、誰がやっても心配はなかったのだが、たいした話し合いもないまま、年功序列でGKは安田がやることとなった。体罰こそないものの、古き良きしきたりを守るサイバーステーション。
こうしてただ一人セカンドユニフォームに着替えた安田を含めた12人は、のらりくらりとアップを始めようとするが、ボールが3球しかない。しかしこれを好機と捉えた村田を中心として、アップ不要論を唱えだす。かたや相手サイドを見ると、人数も豊富で、若々しく、アップもかなりのテンションで行っている。。この勢いで開始直後から来られると少々厄介なことになりそうであったが、気づけば試合開始のホイッスル。
開始直後に、村田が魅せた!
土屋がボールを持ったところに、相手の素早い寄せ。かなりアップの不足していた土屋は簡単に、ボールを外に出してしまう。ここで相手ベンチから、「向こうの18番ビビッてるぞ!」という野次が飛んだ。こんなことを言われて黙っていないのが村田先生だ。目も合わせずにビシッと18番がビビッてないことを伝える。このことで相手ベンチから目をつけられた村田先生は、試合終了まで舌戦を繰り広げることとなり、後の更なる見せ場に繋がっていくのであった。。
さて、こうして始まった前半40分であるが、肝心のサッカーの展開はというと、双方とも攻め合う激しいゲームとなった。こちらは新田・山谷が中心となってボールをキープし、リズムをもたらし攻めていく。守りは1トップの飯沼が前線からプレッシャーをかけていき、簡単にはボールを回させない!そしてfc twelve側はプレッシャーがかかった局面では無理せずに放り込むプレーを選択。放り込みには滅法強いジョニー先生・出村先生のセンターバックコンビであったが、本日の生徒はあの成長著しい北陸大学出身の長身FWであった。ジョニーよりでかいという脅威の高さを武器に強烈なポストワークを繰り出してくる問題児であったが、声をかけあい、カバーしあってこれを抑える。
ゲームの主導権がどちらに傾くこともなく0−0のまま前半終了。
いつもであればここで交代用紙が乱れ飛ぶのだが、本日の控えはただ一人。勝負どころに備えてここで切り札を使うわけにはいかない。当然のように照り付ける太陽であったが、アップ不要論を採用していたためなんとか全員が意識を保ったまま後半へ。
後半も互いに攻め合う展開であったが最初のチャンスはtwelveに。何本目かの放り込みでついに両センターバックが裏をとられた。きれいにファーストタッチを前に運び、GK安田と完全な1対1となる。全員が失点を覚悟した局面であったが、集中していた安田先生は脅威の反射神経でビッグセーブ。またひとつtwelveの選手たちに1点の重みを伝えることができた。
これで波に乗ったサイバーイレブンは後半15分に最初のチャンスを迎える。センターライン付近からの距離のあるFKであったが、これを宇都が相手ペナルティ付近にピンポイントで蹴り込む。これを飯沼がうまくひろい、ペナルティエリア内でGKとディフェンス3人の間でキープ。そこにフリー飛び込んできたのが、ビビッていない土屋先生だ!フットサルではフリーのシュートをよくはずす土屋であったが、落ち着いたフリをしてゴール右隅を狙ったシュートは狙い通りゴールネットを揺らした。
待望の先制点が生まれ、気持ちに余裕が出たことで完全に硬さがとれ、アップの完了した体を駆使し、逃げ切りを図っていく。
右サイドで一旦はボールを奪われたが、裏に出されたボールを村田がカットし、そのまま相手をヒラリとかわす。しかし、少し相手の手が体にひっかかり、たまらず村田は平和ビッグパワーズ仕込みのヘッドスライディング。だが、これはノーホイッスル。ここからクロスがあがり、待ち受けていたのは例の長身FWだ。強烈ヘディングを打たれる前に強烈なボディプレスを見舞い阻止した宇都先生であったが、さすがにこれは体罰ととられ、PKとなった。冷静にこれを沈められ、1−1。
勝ち越し点を狙うべくもう一度エンジンをかけなおすと、すぐにチャンスは訪れた。左サイドから小林がクロスをあげると、ボールがこぼれ絶好の位置で待ち構えていた出村の足元へ!これを絶妙な股落とし!!!これに反応した飯沼はどけどけと出村を蹴散らし、豪快にシュート!これで1ゴール1アシストの働きで2−1として勝負あり。
人数も少なく、メンバーもいつもと違った試合であったが、腰がポンコツのアムロに代わって右サイドに入った土屋や、ひさしぶりに顔を見せた真生。完全にチームにフィットした新田。と収穫の多い試合となった。さらにこの試合のあとに行われたシブヤvsペラーダでシブヤが勝ったため、気づけば単独首位。運も味方につけている今シーズンに1部に上がらなくて、いつ上がるのか、、、今でしょ!