2009年06月30日

vs 押水FC

天皇杯 県大会2回戦 2009年6月28日

キックオフ:11:00〜 / 試合会場:小松市民センター

FCサイバーステーション

 2

0−0

1−1

延長

1−1

0−0

 2

押水FC

 

PK

1

2

3

4

5

6

7

TOTAL

 押水

×

サイバー

×

×

 Kicker

安田

向野

石丸

松村

小林

埴田

出村

 

得点者

小林

山下

メンバー

   
前半 

        中川   山岸

           石丸

     木下           堀

           安田

  乾    埴田    出村    松村

           山田 

後半 

      中川(山下)   山岸

           石丸

     小林          安田

           向野

  乾    埴田    出村    松村

           山田 

戦評

 負けたけど 餃子の味は かわらない

 万年予選1回戦負けの天皇杯。今年はなんと地区代表にまで上り詰め、県大会まで進むことになった。この日の天気は快晴。気温もうなぎ上りで、刻一刻とキックオフの時間がせまってくる。対戦する相手は押水FC。同じ2部リーグに所属のチームだ。昨年のリーグでは敗れたが、社会人選手権では見事にリベンジ。そしてまた天皇杯という舞台であいまみえることとなった。どこか因縁じみたものを感じる。当然今年もリーグで対戦することとなるので勢いづかすわけにはいかない。闘争心むき出しの対戦となったのはゆうまでもない。その戦いはユニフォームを決める段階から始まっていた。なんせこの暑さだ。チームの諸事情でうちのアウェイのユニフォームは長袖のため、当然半袖である青ユニフォームを希望するが、押水もホームユニフォームである青ユニフォームを主張。話し合いの結末はコイントスに委ねられることとなる。表なら押水、裏ならサイバー・・・固唾を呑んで注目したコインが出した答えは裏。確立二分の一のギャンブルに見事勝利し、胸を撫で下ろす。だからといって安心できたわけではない。今やチームの柱で、攻撃の要であるヒカルが音信不通。しょうがなくヒカルをあきらめ試合に臨むこととなる。

 前半、押され気味にすすんでいく。ディフェンスと中盤の間が間延びしてしまい、ルーズボールは拾われ、思うように回せない。攻撃はジローさんの足を生かしたカウンターにかけるが、ファール覚悟のディフェンスにとめられてしまう。風になるにはFWでは距離が足りなかったか・・・。逆に押水にはフィニッシュまでもっていかれ、何度も危ない場面を作られてしまう。それでも紙一重のところでゴールを死守。前半も20分を過ぎた頃、ヒカルが今高速に乗ったと連絡が入る。なんとか後半には間に合うか。展開は苦しいが0-0で前半を乗り切る。

 後半に入り、タカシ、ヒカルの遅刻組みを投入。風上に立ち勝負に出る。すると少しずつボールが回りだす。展開の中からシュートまで持っていけるようになってリズムがでてくる。10分くらいたったところで最後の交代枠を使い、二郎さんと山下を交代。深い芝のおかげでいつもより足元にボールがおさまるという山下にあてて、落としたところを石丸がシュートという場面も何度かあったが、人工芝専用プレーヤーのマルにとっての深い芝はシュートをふかしてしまう疫病神にしかならず、見事に外していく。こういう展開で気をつけなければならないのがセットプレーだが、そんな不安が的中してしまう。ファールでサイドからあげられたボールをヘディングで合わされてしまい先制される。ここで一瞬気が抜けてしまう。暑さと失点が疲労している体を思い出させていく。この痛みに耐えぬいて、ここまできたのだ。まだ引き下がるわけにはいかない。後半も残りわずかだが当然狙いにいく。中でもヒカルの目はギラついていた。サイドから中央に切り込み強引にシュート!相手の足に当たるが、これでコースがかわり、ど真ん中に吸い込まれた。起死回生の同点ゴール!いきかけていた流れを一気に引き寄せた。結局このまま後半も終了し、未知の世界である延長戦へと突入していく。

 延長戦を戦うのはいつ以来なのだろうか? はっきりいって記憶にはない。この暑さの前では技術云々という話でもない。みんなフラフラになってはいるが3枚しかない交代枠ももうない。ないものばっかりだが、プライドはある。負けるわけにはいかないのだ。

 延長は10分ハーフで行われる。試合巧者の押水は戦い方をよく知っていた。立ち上がりのスキを見事についてきた。いきなりのフリーキックをゴール前に放り込む・・・山田が『クリアー!!』 と叫んだ声に乾が反応。力いっぱい伸びきった体にコントロールする力は残されていなかった。ヘディングしたボールは無常にもゴールへ吸い込まれオウンゴールとなってしまった。しかしまだ延長戦も始まったばかり。死にかけでグラウンドを徘徊しているのはお互い様なのだ。チャンンスはあるはず。そして、二郎一派が犯したオウンゴールが決勝点となるのでは、今後の政権争いにも影響してくる。なんとかしなければ。。延長前半も終わりかけた頃、ヤスがドリブルでサイドを駆け上がり中央へ、そこに走りこんでいたのは亡き二郎兄貴に代わって入った一族ナンバー2の山下だ!年に1度あるかないかのランニングトラップはディフェンスを背負いながらも足元にピタリ!最後は体ごと押し込み再び同点とする。延長の後半はまさに死闘。中盤のダイナモ、安田ですら痙攣で倒れこみ一時タンカで運ばれる。つらいのは相手も一緒。1対1の競り合いはお互い動きが鈍すぎて、まさに老人会の創作ダンスをみているようだった。こんな状態が続き、勝敗はPK合戦に入っていった。

 PKは山田が1本止めて、盛り上がったがそうすんなりと決まってはくれなかった。値千金の同点ゴールをあげたヒカルだったが、頭がボーっとしていて、迷いの中で止められてしまう。そして最後のキッカーとなってしまったデムだが、デビュー戦でのこの大役は少々荷が重過ぎてしまったのかもしれない。しかし未来ある若手であるデムには、これで腐らず、この敗戦を乗り越えてもらいたい。2時間半の大激闘はこうして幕をおろした。

 残念ながら勝つことはできなかった。接戦をものにできるチームとできないチーム。厳しいようだが暑いとかだるいとかいってるようでは運にも見放される。高齢チームは若者の3倍くらいやらなければついていけないのだ。この借りはリーグできっちり返そう。

投稿者:FC-Cyberstationat 20:03| 試合結果 | コメント(1) | トラックバック(0)

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◆この記事へのコメント:

ユニフォーム両者譲らずって!?そんなことあるんや。。(;一_一)ちょっと山下文章上手くなったんじゃない!?

投稿者:モウリーニョ: at 2009/07/02 20:33

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