2010年03月30日

vs ゴールズFC

練習試合 / 2010年3月28日

キックオフ:14:20〜 /  試合会場:北陸大谷高校グラウンド

FCサイバーステーション

 1

1−0

0−0

 0

ゴールズFC

得点者

山岸

メンバー

前半 

         山下    境  

            山岸

  小林                 中西

            小山

  井上    高地   新田   埴田

            山田

後半 

         山下    境(山岸)  

            高瀬弟

  小林                  本田

            小山

  井上    埴田   新田    道花   

            山田

 

戦評

 初勝利 執念実った 十五年   

 1部のライオンパワーに招いていただいた4チーム合同のサバイバルマッチ、ライオンフェスティバル。参加チームはサバイバルというだけあって錚々たる顔ぶれとなった。まずは主催者ライオンパワー小松。いわずと知れたライオンキングだ。そして地域リーグ所属の自衛隊。こちらは陸海空と3拍子揃ったサバイバルキングといったところか。さらに緊急参戦となったのが北信越2部リーグ所属のゴールズFC。本気にさせると一番キングに近いのがここか!? これに若いころ幹部連中がキング&クイーンの常連だったという、FCサイバーステーションが加わり開幕となった。我がチームが対戦することになったのはゴールズFC。勝機はあるのだろうか。。。

 試合前のアップから気になることが・・・対戦するゴールズFCから聞こえる言語の中に聞きなれない言葉が。。。そう、あれはポルトガル語だ。今年のゴールズはブラジル仕込なのだ。しかし、ポンちゃんにとっては日本語以外アヘアヘウヒハとしか聞こえていないようで、全く動じていなかった。怪しい雲行きの中始まったゲームだったが、序盤から内容は悪くなかった。一方的に攻め込まれることも予想したが割りとやれていた。確かに押し込まれることが多かったが、久しぶりに現れた高地は相変わらずの跳ね返しをみせれば、このたびセンターを組んだ相方新田は、高さはもちろん、素早い出足でチャンスの芽を潰していった。がまんにがまんを重ねて耐え続けると一瞬光がさした。悪童山岸はやられっぱなしでも常に目を光らせており、相手GKが前のめりになっているのを逃しはしなかった。中央でボールを受けると前を向いた瞬間ロングシュート!GKの頭上を越えゴールに吸い込まれた。なんと先制点をあげることに成功した。前半はこのまま1点リードで折り返した。

 ハーフタイムは淡い思いが現実味を帯びてきていることから士気が上がっていた。後半に入ると当然相手も本気になってくることが予想できたので気持ちだけは切らさぬようにと気を引き締めた。後半からはカット、本田、ケーキ屋健ちゃんの弟、高瀬康司を投入した。高瀬弟は基本がしっかりできており、初合流にもかかわらず、うまくなじんでいた。しばらくすると雨が急激に強くなってきた。それでもミスターお魚天国のカットは水を得た魚のようにはしゃぎ、奇跡のディフェンスでルーズボールに反応し、はじき出していた。奇跡は当然この男にも波及した。そう、本田吉立(33)だ。世間ではCSKAモスクワの本田圭佑が騒がれているがこちらの本田もこの日ばかりは存在感をみせた。いつものように10分過ぎたあたりから青白くなり、その顔面は一人モスクワリーグ状態。それでも必死にくらいつき、その足元は本家本田のブレ球以上にブレブレだった。そんなブレは敵も味方も本人すら予測できず、結果相手ドリブルを足に当ててナイスディフェンスとなっていた。時間の経過と共に全員やるべきことが暗黙の了解で通じ合ってきた。こうなると実力以上のものがでてくる。これが覚醒というやつか。シンプルにセーフティにそして老獪に・・・。歴史的快挙を迎えたときには大雨となっていた。

 ついにやった。サイバーの前身、バルケッタが初めてゴールズの前身オレンジモンキーと試合をしたのが15年前。一度たりとも勝った事はなかった。たまにこういう奇跡的な試合がある。そんなときはいつだって妙な一体感がある。執念が実を結ぶとき。それはやはり日頃の小さな積み重ねがあってのご褒美だろう。

投稿者:FC-Cyberstationat 07:51| 試合結果 | コメント(0) | トラックバック(0)

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