vs FCグレンツェン
社会人選手権1回戦 2010年10月10日
キックオフ:11:30〜 / 試合会場:安原多目的広場
FCサイバーステーション |
3 |
2−1 1−1 |
2 |
FCグレンツェン |
得点者
小林 大谷
古立
メンバー
前半 境 大谷 小林 古立 山岸 井上 高地 新田 松村 山田 |
後半 境 大谷 小林 古立 山岸 井上 高地 新田 松村 山田 |
戦評
この試練 成長できる 足がかり
1部昇格を逃した加賀の悲劇から2週間。傷心の傷は想像以上に深く、悶々とした日々を過ごしていた今日この頃。妄想の中では胴上げされている自分がいたはずだったが、高く舞い上がって儚く落下してしまった。理想と現実の狭間で溺れかけていたが、時は待ってはくれない。新たなる試練がまだまだ甘ちゃんな自分たちに襲い掛かる。社会人選手権1回戦、FCグレンツェン戦。せっかくの3連休でご家族の方には非常に忍びないのだが、強引に集めさせてもらって、集まったのが10人。サッカーは11人でやるスポーツといわれているが、そんなことはこの際どうでもいい。サッカーは気持ちでやるスポーツであって、人数など2の次だ。過去を振り返っても、少人数で挑んだ試合はなぜか勝率が異常に高い。何も悲観することはない。本当の意味での敗北を知っているものの強さを示すときがきた。さあ、行こう。倒れるときはピッチの上だ。
序盤から気合入りまくりで攻めこんでいく。厳しいリーグを戦い抜いた精神力はそんなやわなものではない。厳しい状況下でも冷静沈着なヒカルはGKが前のめりになっているのを見逃さなかった。ミドルレンジからのループであっさり先制点をあげる。早めの先制が気持ちをさらに乗せていく。シーズン途中加入ながら心技体(体はまだまだたるんでいるが・・・)で高いポテンシャルを発揮してきたハジメがスルーパスに反応して2点目をあげた。『やれる』 そう思った前半終了間際、足が止まりつつあったところをつながれて1点返され前半終了。
後半に入ると、疲れが見え始める。サッカーは気持ちでやると言ったものの、11人いたほうがやはりベターだ。でもここまできたら負けられない。必死のガードでこう着状態が続く。そうこうしているうちに相手の内紛が勃発。ガンちゃんが『あれは作戦だからだまされるな!』 と指示を飛ばしたが、演技にしてもやりすぎだ。人の振りみて我が振りなおせとはよく言ったもので30オーバーを中心にお互いを褒めあい、たまに飛んでくる野次にもめげずに乗り越えていった。そうして向かえた後半残り10分。怪我を乗り越えて奇跡の復活を遂げたシンヤだったが、久しぶりのフル出場でアドレナリンはフルスロットル、ゴール前で全盛期の中村ノリを髣髴とさせるようなフルスイングで三振!追手が詰めてきていて同点ゴールを許してしまう。PK濃厚の状況となってしまったが本当のドラマはここからだった。仕事を抜け出し、すぐにでも戻らなければならなかったアムロにはPKなどやってる時間はなかった。右サイドを捨てFWの位置に陣取るとガンちゃんからのスルーパスに反応。一瞬でトップスピードになるとあっさり一人を置き去りGKと1vs1に。不器用なドリブルだったが、そのスピードに明るい未来が重なった。キーパーもかわし無人のゴールに流し込んだ。そして試合終了。
劇的勝利でまた一つ新しい伝説を作った。決勝ゴールはアムロだったが、ヒーローはこの日集まった全員だ。途中でミスをしたり、動けなくなったりしたかもしれないが、誰が欠けても勝つことなどできなかった。苦境を乗り越えた自分自身とチームメイトに誇りを持って欲しい。互いを支えあう信頼関係がチームをより強くしていく。今日という日を忘れずに明日に向かって走り出そう。
投稿者:FC-Cyberstationat 00:00| 試合結果 | コメント(0) | トラックバック(0)