FCサイバーステーション

中部Ｂリーグ第６節　/　２０１２年８月１２日

キックオフ：１３：００〜　/ 　試合会場：加賀陸上競技場

FCサイバーステーションプラス

２

０−１ ２−３

４

森本ACサンソン

得点者

喜多

道花

メンバー

前半　 　　　　　　　　　　　　喜多 　　　　　　　　　　　　二又 　　　井上　　　　　　　　　　　　　　今井　　　　 　　　　　　　山田　　　　　曽田 　　福田　　　道花　　　南出す　　　国分　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　森田

後半　 　　　　　　　　　　　　喜多 　　　　　　　　　　　　山田 　　　宮坂　　　　　　　　　　　　　　本田 　　　　　　　　　曽田　　　　　今井　　　　 　　　福田　　　道花　　辻川　　国分　　　　　 　　　　　　　　　　　　森田

戦評

世間はお盆休みの日曜日。

帰省、行楽へとみんなが楽しみを迎える中、あえて猛暑の加賀陸上競技場へ向かう俺達サイバー戦士。

そんな中１５名ものマゾ…もとい猛者達が集結。

早いもので歴史的な大敗を喫した開幕試合の天皇杯予選。

あれで全員が覚醒し練習し成長した今シーズンも残り3試合。

なんだかんだはあったが、あれ以来負けなし。

優勝して忘年会でデカイ顔をするためにこのまま突っ走るぜ！

後半に差し掛かっても混戦を極めるリーグは、現在同じ勝ち点８で４チームが首位争いをしている。

その内の1チームは、ほぼ有罪判決が出るであろう裁判中なので高確率で消滅。

俺達サイバープラス、今日の相手サンソン、そして皮肉にもこの試合で副審担当のパッシオーネ。

この3チームで争うことになるだろう。

俺達はまだパッシオーネとの直接対決も残っている。

今日パッシオーネの目の前で勝って、プレッシャーをかけたいところだ。

いつも通り早めに会場入りする。

暑い…真夏の正午。沖縄ならサマータイムで活動時間外だろう。

最近最高気温が那覇超えもボチボチあるんだし、そろそろ石川もサマータイム制を検討してもいいのでは？

試合前にキャプテンのコウタローとディフェンスの司令塔クニ、そして一番サッカーを知らないくせに最年長というだけで偉そうにしている俺ナオキの3人で入念に作戦会議をする。

難しかった…確かに今日勝てば優勝マジック点灯くらいの価値はある。

しかし負ければ自力優勝消滅でもある。

散々討論を重ねた結果出した答えは「勝ち点１狙い」。消極的ではあるが、決して後ろ向きではない作戦である。

自軍選手のモチベーション、他2チームへのプレッシャーの面から、パッシオーネ戦の前まで自力優勝の可能性をどうしても残しておきたかったのだ。

おそらく若い選手は納得してなかっただろう。

しかしリーグとは目の前の試合に勝つことじゃない。勝ち点を積み重ね、最後に優勝することなんだ。

いよいよキックオフ。

スタメンはほぼ若い順で挑む。陽炎が漂う天然芝は今日の首位直接対決のように暑い。

相手のベンチに目をやると「貴重品は大丈夫か？」と敵ながら心配してしまう程無人。こちらには俺を含め全員シニア登録者ではあるが4人の交代要員がいる。この差はデカイ。

しかし相手はACサンソン。かつて俺も所属していた時期もある名門クラブ。

気を抜ける相手でないのは確かだ。

試合開始そうそうから案の定、相手は体力配分を考え防戦にまわる。

こちらも同じ、ボールを回し交代要員のいない相手の体力を奪いカウンターを狙う作戦だ。

お互い駆け引きをしながらスローペースで試合が進む。

その間もカウンターで何度か決定機をつくるがゴールにならず。

決定機が続くと勝ちたい欲が湧き「俺が！俺が！」の心境になるが、そこは体力と共に欲も適度に衰退しつつあるベテランが前線の喜多とコウタローを信じ、我慢して徹底的にボールをまわす。

２０分を過ぎた辺りから相手選手の足が止まってきた。さすがに若い選手を揃えたサンソンも、防戦にまわりながらでの真夏の天然芝は堪えたのか。 お互い我慢しあいながらの試合が続く。その我慢が先に切れたのはサイバー。

どんどん前のめりになっていく。そして体力を消耗していく…。

疲れが出始めた後半30分。ついに均衡が破られる！

カウンターから縦一本で先制を許す。

しかし時間はまだある。相手も必ずバテるはずだ。前半の残り時間をあせらずボール回しに徹する。

後半から、一番サッカーを知る男マサルにボランチに入ってもらい「しかるべき時」がくるまで前のめりになるのを防ぐようコントロールしてもらう。

今日は勝つ必要はない、サンソンに勝ち点３を与えなければそれでいい。だから残り４０分で1点でいい。

前半の決定機を見てる限りそう難題ではないと思われる。

これ以上失点さえしなければ…そう思った矢先、相手のフラフラと上がったセンタリングがそのままゴール。事態は急変した。

ベンチにはミヤ、ポンの２枚。急遽ポン、ミヤにディフェンスを託し、調子の上がらないコウタローと試合後審判をしてもらうシンヤと交代。

攻撃可能な選手を全員前に上げ、とにかく2点取らなければならない状況になった。

そこから激しい打ち合いの試合が始まる。足が止まっていた相手選手も、「得点」というこの上ないカンフル剤を注射され元気になる。

結局お互いに2点ずつ取り、２−４でエンド。残念だが完敗に終わった。

自力優勝は消えてしまったが、まだ可能性はある。

最後のパッシオーネに勝って、サンソンに黒星をつけてくれるチームが現れればいいだけだ。

近日中に星取表を更新するので要チェック！

去年と違い、最後まで優勝を争えることに感謝し残り2試合に集中しよう。

それから、俺からの黒いプレッシャーを跳ね除け、最後までクリーンで公平なジャッジをしたパッシオーネであり高尾台中時代の後輩の線審２人。最終節で倒す！！

最後に、、暑い中加賀まで応援に駆けつけてくれたAチームの山下、マサシ夫婦、サイバーガールズの皆さんありがとうございました。

【次回予告】

シニアリーグ第５節

サイバーステーションプラスvsバッカス

8月19日１３：３０キックオフ

根上サッカー場

応援よろしくお願いしますヽ(´▽｀)/

文naoki